山本精一のスーパーユニット“PARA(パラ)”の音源がついに、2006年11月3日リリース!そして、リリースパーティー決定!
"PARA 1st Album Release Party" systrum #3山本精一(Gu)、ヨシタケEXPE(Space Gu)、千住宗臣(dr,per)、西滝太(Synth Ba,key)、IEGUCHI(synth ,key)からなる「sweatless Nutral groove」。2001年に、山本精一とドラムス・パーカッションCHINAの2人で結成、その後現在のメンバーが加入しパートチェンジを経て今の形態に。「5年を経て、ようやくひとつの曲が完成したようなそんなアルバムになりました。メンバーの誰もが平等でひとつひとつの音が等価な5人とCHINA(SOUL)がひとつの生命体になるようなそんなユニットであり続けたいです」と山本精一の思いも込められている。ライブを見るたびに変化し、聴く者に絶えず驚きを与えてくれる"PARA"。精神振動波の頂点で共鳴、絶えざるワープ/ウーフの交差。幾何の上空をまどろむ中性子星JIZZ MAYA TEKNOO!!!!! まだ、誰も体験したことの無い未知の空間を体感せよ!! |
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PARAとPARA
PARAにあたっては、演奏側にいろんな制約やルールが科せられており、演奏者は不自由を思い切り体感しながら同時にそれを超えて、ある「とびきり自由」な場所へ到ることを理想とする。 ひとつひとつのフレーズが反復を繰り返し、拡張し、収れんするプロセスの内で重層的に織り成され、編み込まれ、組み上げられていく。だんだんアタマとカラダの境界がぼやけ、ある時間には両者が分離さえするというよう状況を呈する。そこにおいては、各々の演奏者の作家性は消滅し、ただひとすじに「曲そのもの」へ向かって突き進むのみなのだ。演奏という行為が身体性を離れる瞬間である。あるいは、もう一つ別な身体性を獲得すると言うことなのかもしれない。この事が正しく成功したならば「肉体的」でなくても十分にグルーウ゛を生むことができる。アタマでもカラダでもない、その中間でもない何やら奇妙だが魅力的なグルーウ゛。 PARAでは、いわゆるインター・プレイもあまり行われず、ソリストも存在しない。その事は、ともするとても内省的で客観性の強いコンセプチュアルに過ぎる表現につながる危うさを含んでいる。そこで、そうした「気難しさ」「生真面目さ」を回避すべく導入されたメソッドが、ひとつは「ゲーム(遊び)」という概念。今ひとつは、反復(ループ)の多用。ループは、どんな抽象的なアプローチも瞬時にPOPと化す、グルーウ゛を生む。小難しいフレーズも人力でサンプリングされループさせる事によって、一挙に特異性が薄れPOPの渦に包まれて行く。一方、フレーズの組み上げ、積み上げや、ユニゾン等によって構築、構成されていく楽曲の形成過程の中では、各自の「持ちフレーズ」の絶えざる変化に一瞬たりと気を抜く事ができない。そのままだと、とても堅苦しい、ストイックなだけの味気ない音楽になってしまうので、PARAでは「エラー・システム」というものを用いて、例えば誰かが弾き間違えても、そこからまた新たに、フレーズの組み上げが始まり今迄の経緯とは全く別の曲が出来上がっていく。このことがまさに我々の理想とする、あまり見られない種類の自由な即興演奏なのだ。 不自由を与えられることによって得られる自由、緊張感を強いられることによって生まれる遊び。そうしたものの中にこそ即興音楽の新しいカタチが潜んでいるのではないかと思うし、PARAと呼ばれる、この奇妙な数学的室内楽グルーウ゛・ユニットの可能性もあるはずだ。のんびり聴いて下さい。 文責 / 山本精一 |