RADIQ a.k.a. Yoshihiro HANNO

MEMBER

RADIQ a.k.a. Yoshihiro HANNO
Feat Yoshikazu MADOKORO (Electric Guitar)、Hiroshi INAYA (Sax)

PROFILE

世界をフィールドにエレクトロニクスミュージックから映画音楽・現代音楽まで、 独自の視点でボーダレスな活動を展開する半野喜弘。 ダブ、ジャズ、アフロ・キューバン、ハウス等のブラックミュージックを軸に多種多様なエッセンスをミニマルなグルーブに昇華させ、ルーツ・ミュージックが創造性に溢れ、 極限まで肉体性や熱量の高さを誇っていた時期の記憶を今に甦らせる再生装置として、 またそうしたルーツをあくまでモダンな文脈の中に埋め込み、さらに「先」を映し出す 照射装置がRADIQである。その音楽を「洗練された野生」と半野は呼ぶ。「血のように熱くて、水のように透明な音楽」これは多様な音楽形態の中で、恐れることなく「音楽の多様性」そのものを象徴し、祝着してきた半野喜弘。その作品すべてに共通 する感覚として自らの言葉で説明したものだが、この言葉はRADIQにも鮮やかに貫かれている。「血の熱さ」とはつまり「ブラック・ミュージックの歴史との繋がりの濃さ」であり、 また「水のような透明さ」とは「ルーツに縛られず大胆にそれを発展させていくこと」となるのだろう。それこそが半野喜弘というオンガクの核たるものなのだ。2016年には初監督映画『雨にゆれる女』が公開された。