ウェストバム
ジャーマン・テクノのオリジネイターのひとりにしてトップDJ。1980年代からDJとして活躍、1985年にはレーベル〈Low Spirit〉を設立。その足場となったノイエ・ドイチェ・ヴェレ(ジャーマン・ニューウェイヴ)とドイツのダンス・カルチャーの結びつきから、UKレイヴ・カルチャーの流入を背景にドイツの巨大なテクノ/ レイヴ・シーンを作り上げた。1991年には彼の代名詞とも言えるパーティ、MAYDAYをスタート、巨大レイヴへと育てあげた(このあたりの歴史は網羅した自伝、待望の邦訳『夜の力』は必読)。今年、2019年、2月にWiz Khalifa、Kendrick Lamar、Drake、Lil Wayneらをフィーチャーしたアルバム『The Risky Sets!!!』をリリース、また11月にはベルリンの壁崩壊から30周年を記念し開催された式典、30 Jahre MauerfallにもDJとして招聘されプレイするなど、ドイツ国内ではDJカルチャーを象徴するリビング・レジェンドとも言える存在。