Pat Metheny
PROFILE
ジャズ界最高の名誉と目されるNEA（全米芸術基金）の「ジャズ・マスター賞」受賞者にして、10種の異なるカテゴリーでグラミー賞輝く唯一のアーティスト。1954年アメリカ中西部のミズーリ州に生まれ、12歳からギター演奏を開始。'74年から’77年までヴィブラフォン奏者ゲイリー・バートンのバンドで活動し、その間の’75年にはベース奏者のジャコ・パストリアスを迎えてファースト・アルバム『ブライト・サイズ・ライフ』を制作している。'77年にはキーボード奏者のライル・メイズ等と共にパット・メセニー・グループを結成。並行してジョニ・ミッチェル、デヴィッド・ボウイ、オーネット・コールマン、スティーヴ・ライヒ、ジム・ホール、ブラッド・メルドーら数々の鬼才とコラボレーションを行ない、2010年代以降は自動演奏装置を用いたオーケストリオン・プロジェクト、気鋭ミュージシャンを迎えたユニティ・グループやサイド・アイ等でも話題を集めてきた。
目下の最新アルバムは、2023年リリースのソロ・ギター作品『ドリーム・ボックス』。エレクトリック＆アコースティック・ギターはもちろん、ギター・シンセサイザーや42弦の楽器「ピカソ・ギター」の演奏にも限りない魅力を発揮する“音楽の天才”である。